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2010年12月24日金曜日

突然の来訪者

今日は祭日で家に居たんだけど
ピンポーン♪と突然の来訪者

誰かと思って出てみたらなんとビックリ!
オイラが20代の頃にやってたバンドのドラマーだった
会うのは15年振りだと思う。

仕事で近所まで来たので寄ったんだそうな。
住所は年賀状を毎年出してるから知ってたみたい。

もう驚いたね。当時やってたバンドはメンバーが4人
2人がオイラより5歳年上、あと一人も2歳年上
ドラマーは5歳年上だった。
オイラが最年少メンバーだったから弟みたいに可愛がられてたし
演奏面ではかなりしごかれた。おかげでかなり上達したんだ。

お互い15年以上経つのにさほど風貌が変わって無いのに驚いた。
オイラも当時ほどじゃないけど今でも長髪でモヒカンだし
ドラマーは未だに左耳に3つもピアスしてたよ。

12/4にライブやったばかりだと伝えたら
まだギター弾いてるんだー!と、とても喜んでた。

オイラの昔の事なんか何も知らないセガレは、きょとんとしてた。

当時はホントに音楽漬けの生活で凄い貧乏で
栄養失調で体重は47kgしかなかった。
昼間にバイトして生活費を稼いで夜は演奏
睡眠時間は3時間ぐらいで休みは週に一日
そんな生活を10年以上続けてた。
それでも毎日とても楽しかった。

でもずっと支えてくれていた彼女をコレ以上待たせるのは
もう限界だった。
夢を追うのを諦め、カタギの世界に戻ったのは30歳を過ぎてたけど
今の方が当時より演奏の幅が広がってる気がするのはなんとも皮肉だ。
当時には考えられないような事も色々できるようになった。

夢を追う若者を見ると、とても応援したくなるけど
ひとつだけわかって欲しい事があるんだ。
夢を諦める事は恥ずかしい事でも負けた事でもなく
諦めたからこそ見える事や得る事も、いっぱいあるって事。

だからこそ夢を諦める日が来る事なんか恐れずに
思い切って挑戦してほしい。
そして諦める日が来たとしても恥じないで欲しい。

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