お知らせ

3/11 2G Clue 、P-Freezw Clue、Yokohama City Breakersショー 港北センター北 ノースポート・モール2F

2010年9月26日日曜日

旅立ちの日

金曜に無事、義父のガン摘出手術が成功したので
今日は午後から見舞いに行く事になってたんだけど
セガレが熱出しちゃったから、院内感染させるのもマズイ
オイラとセガレは留守番する事になった。

義父は厳格な人で、甘栗太郎だったオイラのオヤジとは正反対のタイプ
定職につかずミュージシャンを生業としていたオイラとの結婚を認めてもらえず
結婚を認めてもらえたのは交際から13年後の事だった
長かったけど、定職についてなかったオイラが悪いし
定職に就いてからは一人前の男として
扱ってくれるようになった。
頑張って早く元気に帰ってきて欲しい。

さて、お留守番のセガレ
風邪と言えども熱自体は昨日で下がったので
咳はしてるけど元気いっぱい
暴れたくて仕方ないみたい・・・

セガレはなぜかリュックサックをしょってキャップを被り
部屋の中をウロウロしている
なんだろう・・・?
聞いてみると
「たびにでるんだよー」
あー!たびにでるってこの事だったの?
オイラの部屋に出たり入ったり
セガレの部屋に出たり入ったり
寝室に出たり入ったり
しまいにゃ浴室にまで出たり入ったり
なんか旅してるらしい

家からは一歩も出て無いけど
セガレにとっては旅なのだ

そして今日もセガレはオイラの作った昼食と夕食
「おいしー!」って言って全部残さず食べてくれた
セガレと男二人きりで過ごす時間は最高なんだ

セガレの調子が完全じゃないので
刺激しない程度に自主錬
マネして暴れ出すとまた熱出ちゃうからね・・・

水曜以来、散々チェアからの開脚足回しを練習してきたので
思い切ってウインドミルの練習
ただしあえてチェアの崩しから行かずに
仰向けに寝て、天井を見た体制から開脚し
軸手を着かないノーハンドで
腹筋だけで返しをやってみた
勢いは一切無し
手の補助も一切無し
腹筋だけしか使えない状態

あっけないほどアッサリ出来た・・・

返しから再度、あえてチェアに行かず
ノーハンドでの崩しで仰向けに戻る

これもアッサリ出来た・・・

えーい!そのまま回っちゃえ!
と、ひたすら返しと崩しを繰り返したら
アッサリ5回転ぐらいしちゃった

まあもちろんフォームはまだまだ汚いので
とても人に見せられる仕上がりじゃないが
ウインドミルのカラダの使い方は
感覚として染み漬ける事が出来た。

ただノーハンドウインドミルは
通常のウインドミルを極めた人が
次のステップとして進むべき道で、
オイラの様な初心者が手を出すのは
10年早いから
今日得た感覚を大事に
明日からはしっかりチェアから崩すスタイルの
基本形のウインドミルの練習に戻したい。

やっぱり返しの後に軸手をしっかり着くのが
なかなか難しい
付くタイミングは一瞬しかないから
ミスって手首骨折しちゃうんじゃないかって
恐怖心もあるし
上手く軸手が着けても
そこからなかなかカラダが挙がらない

練習してる時はアドレナリンが出てるから気付かないけど
練習が終わるとやはり床にカラダを打ちうけてるから
筋肉痛と打撲の痛みがヒドい
それでも昨日出来なかった事が
出来るようになるってとても楽しい。

ただライブも控えてるから
軸手の左手のケガには注意しないとね
バイオリンもギターも
指板で動かしてるのは左手だからね。

足が治れば足技も練習できるようになる
上半身への負担も減るだろう
楽しみだなー

Red or Blue ?

昨夜、バンドメンバーの超天然ちゃんから
5度下げの楽譜が届いた
やっぱり5度下げはつらかったんだね
わざわざオイラのパートまで手書きで5度下げて書いてくれたよ
大変だったでしょ?ありがとう!

バンドメンバーの超天然ちゃん
仕事の時は完全に利害が対立する部署で
超天然なもんだから、ぶっちゃけ仕事は出来ない・・・
普通に生活出来てるのが不思議なレベルだ
だからいつもオイラが貧乏クジを引くハメになる。
基本的に他人に甘い甘栗太郎なオイラですら
珍しい事に何回か怒鳴った事がある。
そんなのは社内で彼女だけだ

そんな彼女もピアノの前に座った瞬間
完全に別人格になる。
オイラはピアノの鬼神と呼んでいる
ショパン 幻想即興曲 を得意にしているけど
まさに鬼が取り憑いたみたいな
鬼気迫る演奏

おそらくお互いの音楽家としての
尊敬と信頼が無くなったら
ウチらは友人で居る事は不可能だ
仕事ではあまりに敵対し過ぎている
でももう4年も一緒にバンドやってるんだよね・・・
人生ってこれだから素晴らしい

楽譜も届いたし、そろそろ真面目に練習しなくちゃね
と言う事で朝錬

楽器に触るのは8カ月ぶりだけど
全然衰えて無かった

しかし放置していた楽器の方は絶好調とはいかない
さすがに消耗品の弦はボロボロだ

オイラの使っているバイオリン弦は
Infeld Red
Infeld には Blue という弦もある

今年はドッチを使ってライブをやるかが悩み

Infeld Red は重厚感があって深みのあるマイルドな音色が特徴
Infeld Blue は明快で輝きのあるブライトな音色が特徴
しかし演奏家の立場の裏事情としては
Blue の方がヒステリックな高音でノイズが出やすく
演奏のアラがでやすい。難しい弦だ
Red はマイルドなので耳に優しく
演奏のアラが出にくい。易しい弦だ

でもバイオリンの魅力って
他の楽器には出せない超高音域にあると思う
例えるなら冷徹な女王のヒステリー
不快感と紙一重の聴き手に深く切り込む攻撃性
しかし女王は圧倒的な美しさでそれをも魅力にしてしまう
そんな楽器がバイオリンだと思う

ピアノの鬼神と渡り合うには
今年は Blue に挑戦してみようか・・・

もっと悩ましいのは
Infeld は1万円もするんだよね・・・